中村創

中村創のWatchingTV!!

~中村創が気になるテレビの話~

「赤塚不二夫を深く知ったらバカボンがもっと楽しみになった!」by中村創。

3月5日の「世界一受けたい授業」。

 

赤塚不二夫のひとり娘、赤塚りえ子さんが、
父親の破天荒エピソードや感動秘話などを語ってくれました!

 

バカボンを演じる私の好きなオカリナさんwww
バカボンのパパ役、くりぃむしちゅー上田さん。
ハジメちゃん役、子役の早坂ひららちゃんも。

 

あっ、そうそう。
ひららちゃんは男の子役ですが、女の子なんですよ!!
めちゃくちゃ可愛いですねwww

 

 

赤塚不二夫先生の作品を紹介するところで、
 おそ松さんも登場しました!
わずかでしたけどねwww


講師は、赤塚りえ子先生。
天才漫画家・赤塚不二夫の一人娘。

 

天才と言われた漫画家・赤塚不二夫
様々な手法で読者を楽しませた工夫なんかも紹介されました。

 

例えば…、

左手で描いてみたり。
ほとんど前回と同じ内容で、最後の2コマだけ変えてみたり。
時には漫画のコマをバラバラにしたので、
ページを戻ったり進んだり…www
読者をイライラさせたこともあったんだそうですwww


でも、根はとっても真面目な人だったようで…。
こんなエピソードも…。

 

原稿が出来上がるのを待っていた
天才バカボン」の編集者・五十嵐隆夫さん。

 

夜10時過ぎ。
出来上がった原稿を手にして帰宅。

 

その1時間後。
「失くしてしまいました!」

 

タクシーで帰宅した五十嵐隆夫
翌日の編集会議のプランで頭がいっぱい…。

タクシーに原稿を置いたまま降りてしまったんですね。

 

でも、怒らなかった赤塚不二夫

 

原稿を失くしただなんて、
ここで怒るのが当たり前の話ですよね。
五十嵐隆夫も怒られるのを覚悟だったはず。

 

そこで赤塚不二夫は、
「本当の締め切りはいつ?」と尋ねるんです。

 

印刷所での締め切りは明日の昼過ぎ。
それまでなら間に合わなくもない。

 

でも、さすがにもう・・・・。
五十嵐隆夫は諦めていたのですが・・・

 

「よし!もう一回描こう!」
赤塚不二夫の言葉に驚きます。

 

しかも、飲みに誘ってくれたり、
ギャグで勇気つけようとしてくれた赤塚不二夫

 

そして、翌日スタッフ総出で描き直し。

 

昼過ぎ2時少し前。
締め切りギリギリの時間。

新しい原稿を渡す赤塚不二夫

「2度目だからもっと上手く描けたよ。」

 

五十嵐にとって赤塚不二夫は漫画の師匠であり、
人生の師匠でもあるのです。

 

 

最後に、りえ子さんが語ってくれた言葉、

 

「常識人でないとギャグは生み出せないんだよ」

 

赤塚不二夫が常に言っていた言葉だそうです。

 


常識が分かるから壊せるんですね。
「2度目だからもっと上手く描けたよ」なんて…。
なかなか出てくる言葉じゃないですしね。

 

尊敬するところが沢山ありました。

 


3月11日にはバカボンの実写化ドラマも放送されます。

 

元々楽しみではありましたが、
赤塚不二夫という人を少し深く知れたような気がして、
違った意味でも待ち遠しくなりました!!